極夜抄(十五)
ふと目が覚めた時間が朝7時半頃だったのを見て、これは夢ではないかと疑った。こんなにも人間らしい時間に起きられるとは!むろん、7時半という時間はだいたいの人にとって少しも早い時間ではないし、その時間に起きたら遅刻するよ、という人も多いだろう。これはいかに私の生活が歪んでいるかの証左であるし、加えてよくそれでここまでなんとか生きていたものだとも思う。ゴミを出し、洗濯をし、掃除をする。当たり前のことがこんなにも素晴らしく思える。他の人が毎日のようにしていることを行うだけで、なんだか善行をしたような気持ちにすらなる。ここ数ヶ月、自分がいかに荒んだ生活を送っていたのかを痛感する。
この後はどうしようか。マクドナルドでソーセージマフィンを食らい、図書館に延滞していた本を返し、研究室に行き— 今までの生活が酷すぎて、午前中から1日のプランが見えるだけで涙が出そうになってしまった。
気分が良いのでいくつかこれからの目標を列挙してみよう。
・毎日8時までに起きる(そのくらいでないと多分挫折する)
・朝、少しずつ掃除をする
・予定がない場合毎日10時までに研究室に行く
・できるだけ本ブログに日記をつける
・夜2時には寝る(たまに夜勤のバイトをしているのでその場合1時台はキツい)
レベルが低すぎるが、この程度が私にはお似合いなのかもしれない。
そんなわけで朝マックを嗜んでいるが、レジでオーダーをしているガキ2人がマスクをつけていなくて流石に危機感を覚えたので退出しようと思う。